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看護師の給料が低い理由を金持ち父さん貧乏父さんを使って解説【投資家になるべきです】

看護師の給料って労働に見合ってないように感じませんか?

高給取りだとかよく言われますが、ぶっちゃけ夜勤と残業で稼いでるだけですよね。

夜勤を増やすとか、管理職になるとか、転職するとか、給料を上げる方法はあります。しかし、

そもそもなぜこの給料なのか考えたことありますか?

看護師の平均年収は450万程度だそうです。あんなに辛い労働で、夜勤もあるような仕事なのに…正直もっともらってもいいと思いませんか?

KAIは看護師として働き始めたときから、看護師の給料がなぜこんなに低いのか疑問だったんですが…ある1冊の本を読んで解決しました。この考え方を身に着けるかどうかで人生変わります。というか損です(笑)。

✔こんな悩みを解決

・看護師って給料低いけど、どうしてなの?

・ずっと看護師として働いていくのは不安

✔記事の信頼性

・地方公立大学出身

・看護師、保健師、第1種衛生管理者

・現役の5年目看護師、病棟主任、プリセプター経験、教育委員会所属、実習指導者、

・精神科スーパー救急病棟勤務

医療職は忘れがちなんですが、病院も利益を追求する企業です。経済の仕組みを理解することが必ず必要になります。病棟でも管理職になる人は皆この考え方を身に着けているはずです。

昇給額が低い、平均年収はいくら、とかは色んなサイトが解説しているので割愛しますね。ちなみにKAIも「【看護学生必見】大卒精神科看護師の給料、年収、手取りを公開」で給料を公開しているので、ぜひ読んでみてください。

今この記事をみてるあなたは、きっと能力が高い人です。より上を目指しているはずです看護師の給料の仕組みを知り、働き方を見直してみてはいかがでしょうか。

看護師の給料が安い理由とは?

投資家、企業家であるロバート・キヨサキさんの名著「金持ち父さん、貧乏父さん」。全世界で2800万部売れ、ベストセラーになっています。

簡単に解説すると、

著者には二人の父親がいました。1流の大学教授の父と町で小さな会社を経営している父。

二人とも優秀で給料も高いのですが、

・高給取りのはずの大学教授の父はどんどん貧乏になった。

・町で会社を経営している父はどんどんお金持ちになった。

2人の父を比較してみると、大きく2つの違いがあった。

・職業のタイプがそもそも違う

・「資産」と「負債」の違いを理解している

まだ、ピンときませんよね?(笑)。KAIも最初はなんだこれ?と感じたので大丈夫です。下で例を出しながら解説します。

職業には4つのタイプがある

金持ち父さん貧乏父さんでは、職業には4つのタイプがあるといいます。下記の図をご覧ください。

お金持ちになるのは、BかIに属する人です。ビル・ゲイツ、ホリエモン、ジョブズ…有名な人たちですね。

看護師はどこなの?」というとEに当てはまります。大学教授の父もそうです。

Eの人たちは、お金を会社からもらって働いている人たちのことです。つまり、会社に依存しないと生きていけない人です。そして、ここに属する人たちは、いなくなっても代わりが沢山います。唯一無二の存在ではないのです。

一般的に株式会社の社長や役職員は替えが利かない存在。従業員は替えが利く存在です。

では病院ではどうでしょうか。

病院の経営者は理事長、たいていは医師ですよね?看護師が経営にかかわることはほぼありません。

残念ながら看護師は頑張って働いても、働いた分の給料しかもらえません。時給制です。看護師は看護配置で加算を取ります。つまり、管理職の看護師以外は病院にとってはただそこにいるだけでいいのです。

医療業界の市場は限界がある

医療業界では、診療報酬で利益がきまります。患者さんに入院してもらって、いろいろな検査をして、薬を処方して利益が生まれます。この診療報酬は国が決めており、医療費の増大に伴って年々削減されています。つまり、医療業界は限界を迎えており、なだらかな下に向かっています。これ以上利益が生まれることはない。という事です。

・株式会社は利益を追求するのでどんどん成長する。売り上げが重要。

・病院は今月は沢山患者が来たから売り上げが増えた!とか、今月は少ないから売り上げが下がった!ということがほぼない。

利益が伸びないということは、給料が上がるわけないですよね?

看護師の給料が上がることもないという事です。

病院にとって重要なのは医師

看護師と医師の違いは貴重性でしょう。医師は不足しており、人材も少ない。すなわち市場価値が高いのです。

看護師は大量にいて、代わりが利いて市場価値が低いです。そのため、病院は医師を大切にします。

また、病院の利益に直結するのは医師の診断と投薬です。

言い方は悪いかもしれませんが、病院というビジネスにおいて、「医師」が上司で「看護師」が部下なのです。

利益に貢献する上司には沢山の報酬が出され、指示通りに動く看護師は給料が低いのです。看護師だけでなく他のコメディカルも同じような扱いだと考えてください。

病院の財源は診療報酬に縛られているため、給料が上がることはまずありえません。

給料が高いほど責任が増える

看護師は命を預かる仕事なのに給料が低い~という話をよく聞きます。たしかに命に直結する仕事です。

しかし、治療行為に対する責任はすべて医師が持つのです。正確な指示を出したのに、看護師が間違った薬を投薬した。この場合も医師の責任なのです。

どんな業界でも給料は責任に比例します。それだけの重みがあるのです。

果たして看護師にその責任が持てるのでしょうか?6年間みっちり勉強した医師に対して、3年か4年勉強しただけの看護師が?

看護師の働く環境は劣悪

そもそも看護師の働いている環境はひどいです。前残業をサービスで全員がやるし、日勤の仕事が終わらずに残業するのが普通です。それでいて、残業代の請求は通りにくい。何なら新人に対して残業代が出ないのは普通、と考えている。

ハッキリいって病院はすべてブラックです。

経営者からすれば、安い給料でなるべく働いてほしいわけですから、看護師は扱いやすい駒ですよね。サービスの精神が根付ているので、残業代は請求してきませんし、請求できないような環境づくりをしている。古い文化です。やった分だけ給料が上がる制度ならいいですが、看護師はどれだけ頑張っても給料は大して変わりません。

明らかな数字に直結する成果を出すことができれば話は別です。ベッドの稼働率などです。しかしこれは管理職ではない看護師では無理です。古い病院の価値観では、看護師の給料が上がることはないでしょう。

看護師は人生のラットレースにはまる

ラットレースとは?

看護師として働いているあなたを想像してください。

・初任給が同年代より高く、手取りが20万以上。化粧品や服など欲しいものを買って、旅行に行ってストレス発散をして、仕事を頑張る

                   ↓

・仕事に精を出し経験年数に伴い給料が上がりました。すると、もっといいものが買えるようになります。いい部屋にもすめるようになり、生活レベルが上がりました。

                   ↓

・支出が増えたのでもっと身を粉にして働きます。結婚をして子供が生まれ、1戸建てのマイホームをローンを組んで購入。さらに頑張るようになります。

                   ↓

・子供の養育費や家のローンが重なり、もっともっと働かねばならないようになりました…。

このような負のサイクルに陥った状態を「ラットレース」といいます。

回し車の中で、ラットがくるくる回っているのと同じ状態。頑張れば頑張るほど、しんどくなります。

努力を否定しているわけではありません。働くことは重要です。しかし、労働で報酬を得ていると、年齢を重ねるほど生活が苦しくなってしまうのです。

看護師はラットレースにはまりやすい

KAIは看護師という職業は非常にラットレースにはまりやすい職種だと考えています。

理由は3点です。

・経済の仕組みに関する知識がなく医療に偏っている。

・医療業界に洗脳され、視野が狭い。病棟から出ようとしない。

・自営業者にはなれず、起業も難しい

病棟で働いているとすごく楽なんですよね。「患者さんのことを考えて…、患者さんのために…。」大事な考え方ですしKAIもちゃんと考えています。しかし病棟の看護師は利益のことを考えていません。

患者さんをいかに早く退院させるか=病院の利益なんですけど、この思考ができている人ってほぼいないんですよね。

診療報酬の算定とか、人員配置とか、病院の利益をどう出すかは、医師と薬剤師と一部の看護管理者のみしか考えていません。

また、医師は開業して「自営業者」となり、「投資家」にも「ビジネスオーナー」にもなることができます。

それに比べて看護師は「自営業者」になるのが難しく、唯一の訪問看護ステーションも医師の指示がもらえないと経営できません。

悲しいかな、看護師は「安定」しているけど、病棟で働いている限り、ラットレースにはまり続けます。

「資産」と「負債」の違いを知る

金持ち父さん貧乏父さんでは、

・金持ちは資産を買う。

・貧乏は負債を資産と考える

といわれています。

貧乏のお金の流れ

KAIも最初は、この車が欲しいな、こんな家が欲しいな、と夢想していました。しかし、これらはあくまでも負債。借金のようなもので資産にはなりえないのです。

例えば、車や持ち家はローンを組んで買いますよね?毎月一定額の支払いと利子が付きます。購入当初は価値が高いですが、しばらくすると価値は落ちます。中古で売って、そしてまた新しいローンを組む。

この流れを繰り返していて得をするのは実は販売している業者だけです(笑)。

貧乏は体を動かして働くしかお金を得る手段がありません。あなたは看護師として一生働き続けながら借金を必死に返さなくてはならないのです。

金持ちのお金の流れ

金持ちは資産を持っています。例えば、株式、不動産、債券、知的財産…等。これらは持っているだけでお金が増えます。

そして、資産から生まれた利益が負債を払ってくれる仕組みになっています。

お金がお金を生むため、体を動かして必死に借金を返す必要がないのです。

我々看護師が「ラットレース」を抜け出すには、負債を買うのを辞め、資産を増やす努力をしなければいけないのです。そして年収ベースで考えることをやめるためには看護師の給料の上げ方について「看護師の年収は600万円で打ち止め?【年収ベースで考えるのはやめるべき】」をお読みください。

看護師も投資をするべきである

資産を作るには投資が必要になります。投資は2種類。

  • 自己投資➡自分の能力を磨き、突出したものを身に着ける
  • 株式投資➡投資に関する知識を身に着け、株を買う

自己投資

今、あなたが若いのであれば、看護師としてのスキルが上がる場所で働くことをお勧めします

若いうちは給料が低いため、参考書を買ってセミナーに行って、経験を買ってください。新人看護師におすすめの本は「新人看護師が絶対買うべき!おすすめの本【できる看護師になる】」にまとめてありますので一読ください。精神科Verが知りたい場合は精神科を勉強するためにおすすめの本6選【現役精神科ナースが解説】をお読みください。

看護師は同じように成長しません。勉強して貪欲に経験を積んだ人が成長し、管理者になります給料UPの一番の近道は昇進することです。おかげさまでKAIも入職して4年目で主任になることができました。

色んな科を経験することも大事ですが、一つの領域で特化したほうがいいとKAIは考えています。

特化することで、その領域における【権威】を身に着けることができます。この【権威】が武器になります。つまり、自分自身の能力が商品になる、という事です。

KAIは新卒で精神科に入りました。これは、

・精神科にくるのは本当に精神科に興味がある人か、楽をしたい人かの2択であること

・精神科領域は研究が少なく、まだまだ需要のある領域。日本の精神科の治療は遅れている。

という事を知っていたため、自分が活躍するために選びました。もちろん精神科は大好きです。

今あなたが所属している科は本当にやりたい科ですか?情熱を持たないと勉強ができません。転職するなら、自分が熱くなれる科を選びましょう。

看護師転職に強いサイト・転職エージェント4選【複数登録でOK】を読んで、すぐ行動を始めてください。

株式投資

看護師は明らかに経済に関する知識が足りていません。これは当然のことで、大学や専門学校では医療に関する知識ばかり勉強していて、経済を勉強する暇がないからです。

しかし、世の中は資本主義経済です。簡単にいうと、稼いだ人が強い世界です。

それなのに、経済の仕組みやお金に関する知識をつけないのっておかしくないですか?金持ち父さん貧乏父さんでも、ファイナンシャル・リテラシー(お金に関する知識を活用する力)を勉強しなさい。と書かれています。

幸い、人類は日々進歩しており、経済学に関する様々な本やブログがあります。これらを勉強して、投資を始めてください。

KAIも去年投資を始めたばかりです。それまでは、株式が何なのかも分かっていませんでした。ただの素人でした。でも勉強しました。現在も継続していて、着実に増えています。

働いて増えた2000円と、何もしないで増えた2000円。この意味の違いは分かりますよね?

労働でお金が生まれるのではなく、お金がお金を生んでいるのです。

KAIが投資について勉強した本を参考までに紹介します。ぜひ手に取って読んでみてください。かなり初心者向けです。

まとめ

まとめ

1.世の中には4つの職業タイプがある
2.看護師はその中でも一生稼げないタイプに属する
3.医者と違って「自営業者」になることができず、起業が難しい。
4.看護師は「ラットレース」にはまりやすい
5.自分能力を磨く自己投資が必要
6.経済に関する勉強をして株式投資を始める

KAIは「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで、今のままではダメだと気付きました。ただ毎日働いているだけだと「ラットレース」にはまり、抜け出せなくなります。

この記事を読んだ方はぜひ「金持ち父さん貧乏父さん」を購入して熟読してください。考え方を身に着けるだけでOKです。すべて真似をする必要はありません。

あくまでも看護師として、輝く人生のために行動を始めてください。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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