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精神科を勉強するためにおすすめの本6選【現役精神科ナースが解説】

精神科看護師として働き始めると様々な疑問に出会います。

身体科と一番違うのは、患者さんに起きている変化がデータや画像ではなにもわからないという事です。身体科は採血データを見て画像を見て体に何が起こっているのかを判断できます。

しかし、精神科は見て判断できるものではありません。患者さんの語るストーリーに耳を傾け、観察と傾聴の技術を駆使して看護をしていく必要があります。

それが味のある面白さなのですが、最初は戸惑いと難しさが強く高い壁のように感じるでしょう。

そこで今回は精神科で働き始めたばかりの方に「これを読めば精神科が勉強できる」という本を紹介していきます。

✔こんな悩みを解決

・これから精神科で働くけど不安がある

・働き始めたけど対応に困っている

・慣れてきたからそろそろレベルアップしたい

✔記事の信頼性

☑精神科看護師

☑スーパー救急病棟勤務

☑教育委員会所属

精神科に慣れてきたので「レベルアップをしたい!」という方におすすめの本も紹介していきます。

看護師は同じ速度で成長しません。努力した分だけ成長します。今回紹介する本は看護師人生に深くかかわる重要な本です。多少値段は張りますが、すぐに回収できます。

自己投資と考えてさっそく購入してみてください。

新人なら絶対に購入すべき本

まずは「精神科に興味はあるけど、初めて働き始めます」という初級者の新人向けの本を紹介していきます。精神科で必要な思考、態度、姿勢を学べる必読の本を激選しました。

はじめての精神科

精神科にかかわる人なら、すべての人が読んでいるのではないでしょうか。Amazonのレビューも4.5超えてます。

あの都立松沢病院にも務めていた春日先生の代表作です。ちなみに都立松沢病院は日本精神科の始まりの場所ですね。一番権威のある病院です。

この本には、精神科に携わる人が抱く疑問を解決する内容が詰まっています。良くも悪くも精神科について赤裸々に語っているので、精神科をしんどいと感じている人にも、楽しいと感じている人にもおすすめです。

KAIのおすすめポイントは巻末にあるテクニック集です。この本で学んだ声掛けの仕方や、コミュニケーション法は一生使える技術になりますよ。

エビデンスに基づく精神科看護ケア関連図

学生時代に散々書かされた関連図。寝る間も惜しんで、とにかく埋めまくって実習に行ったのを覚えています。

この本は関連図のように描かれつつ、エビデンスが丁寧に記載されているため、科学的に正しい看護ができるようになる本です。

それぞれの症状に対する看護が一目でわかるようになっており、KAIも新人時代に何度も復習して読んでいました。著者の川野雅資さんは精神科において有名で、他にもたくさんの本を出版している方です。

精神科は感覚や経験に頼りがちなところがあります。精神科医療のすべてにエビデンスを持つことは不可能ですが、看護が科学であるとするなら、可能な限りエビデンスを持った看護するべきです。

この本1冊で精神科の看護が学べるでしょう。

精神科の薬がわかる本

精神科の薬がわかる本は「かなり初級者向けの本」です。

精神科の治療は基本薬物治療になります。看護師は治療の流れを理解し、円滑に退院ができるように支援するのが役割です。よって、外科の看護師が手術様式や合併症を学ぶのと同じように、精神科看護師も治療を学ばなければなりません。

ところが、精神科の薬は非常に種類が多く、分かりづらいものが多いんですよね。統合失調症に使う抗精神病薬にしても10種類以上あり、KAIが新人の頃はひたすら詰め込んで覚えていました。

抗精神病薬以外にも、抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬、気分安定薬、抗てんかん薬、など覚えることが山のようにあります。この本は医学書や薬剤本ほど難しくなく、分かりやすく解説されているのでお勧めです。

第4版が発売されているように、長く愛され受け継がれる名著ですね。

以上、紹介した3つの本は精神科初心者におすすめであり、必読の本です。1か月働けば余裕で回収できる値段ですから、ケチらずに購入して読み込みましょう。

慣れてきた上級者向け

次は精神科で働いていてある程度慣れてきた、という方に向けた本を紹介していきます。「今すぐ読んでください」というわけではありませんが、できる精神科看護師になるためには絶対に読んでおくべきです。

精神神経疾患ビジュアルブック

別記事で新人看護師に勧めているビジュアルブックシリーズ。その精神科Verです。

お勧めする理由はただ一つ。

あまりにも分かりやすい。

学生時代にみた医学書や看護の本って、文字ばかりでめちゃくちゃ見づらい。文字をただ追っていても、頭に全然入らなくて結局時間の無駄。そんな経験ないですか?

「精神神経疾患ビジュアルブック」では医師レベルの深い話を、イラストを用いて非常に分かりやすく解説しています。実際にイメージしやすいですし、コンパクトにまとまっています。

これ一冊買えば精神科の疾患と治療については十分学ぶことができるレベルです。

治療を理解している看護師は医師に信頼されます。患者にも信頼されます。仕事は信頼で成り立つものです。レベルアップのためにもおすすめしたい1冊です。

メンタルステータスイグザミネーション

精神看護について理論的に学びたい人におすすめです。たしかKAIが購入したのは看護師1年目の冬だったと思います。2020年現在も愛読書として活用しています。

MSE(メンタルステータスイグザミネーション)とは、簡単に言うと精神科のアセスメント技術のことです。身体科のフィジカルアセスメントと同様、看護師に無くてはならない技術です。この本では、MSEに基づいた精神機能アセスメントの仕方、必要な看護が分かります。

新人の頃は、患者さんの状態を観察➡本で調べる➡記録する➡アセスメントを入れる。

この工程を繰り返し、精神看護について学んでいました。MSEのできない精神科看護師は本当にしょうもないです。というか仕事していないレベルです。それくらい精神科看護師に必須の技術です。

値段が高いのが難点ですが、おつりがくるレベルで勉強になる本です。可能なら3種類購入して読み込んでほしいですが、フレームワークに関してはすぐ購入しなくでも大丈夫です。自分が現場で悩み始めた時に購入してみてください。

精神科ならではのファーストエイド

最後に精神科ならではの急変対応についてまとめた本を紹介します。

精神科でも心肺停止などの急変は当然あります。しかし、それ以外にも身体科では絶対に起こらない急変対応があるのです。

  • 自傷行為
  • 自殺企図
  • アルコール離脱

これらの対応は精神科に特有であり、初期対応が難しいものです。生命の危険があれば、身体科への搬送が必要ですし、声掛け1つでも気を付けなければなりません。

最初は戸惑うし、対応の苦慮するのが当然です。精神科に勤めて、この問題を解決できるようになれば1人前というところでしょうか。

この本には初期対応、声掛けなどが根拠に基づいてしっかり記載されています。精神科で働いている人には必須の本といえるでしょう。

救急搬送時のサマリーなど実例付きで公開されているものもあります。KAIもかなり参考にしていますね。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「新人向け」と「上級編」のおすすめの本を紹介しました。

新人の頃はすべてのことに対し、新鮮な気持ちと戸惑いがあります。自分が疑問に思ったことをそのままにせず、すぐに本で調べてみましょう。勉強は自分が必要だと思ったときに行うのが一番です。必要だと感じないなら本を購入する必要はありません。

しかし、将来管理者になりたい、精神看護を極めたい、というのであれば、ぜひ勉強してみてください。

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これらの悩みは広い意味でとらえると、キャリアに関する悩みです。

看護師は常に人材不足であり、いつでも働くことが出来るという強みがあります。


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