人間関係の悩みは誰もが抱える悩みです。
友達との関係で悩んでいませんか?上司や後輩との関係で悩んでいませんか?
KAIも昔はよく悩んでいました。自分がどれだけ頑張っても、ネチネチと嫌味を言ってくる先輩やお局。
頑張るほどドツボにはまり、自己評価が下がっていきます。精神科で働いている経験上、人間関係からこころの病気になる方は非常に多いです。
しかし、世の中には、人間関係の問題を解決できる知恵が記された本が数多くあります。
✔こんな悩みを解決
・人間関係の悩みがある
・周りの目が気になって行動できない
・人に嫌われるのが怖い。
KAIも昔は人の視線にびくびくして、嫌われないように行動するタイプでした。
少し強く言われただけで「嫌われてないかな、どうしたらいいかな」とか考えてました。そんなKAIが読書することで、考え方を変えることができ、生きやすくなりました。
KAIがよんだ本の中でも、同じような生きづらさを感じている方にお勧めの本を紹介します。3つに厳選したので、これさえ読めばもう大丈夫です。無駄に読む必要がありません。
世の中にまじでやばい人は沢山います。あなたが同じような人にならないように…。
✔記事の信頼性
☑精神科看護師
☑年間50冊読書
目次
精神科看護師がお勧めする人間関係の悩みを解決できる本3選
7つの習慣
自己啓発本の中でも一番有名な本です。全米でベストセラーになっています。究極的にはこの本さえあれば他の本を読まなくても大丈夫です(笑)。
KAIが読書を始めるきっかけになった本でもあります。精神科では自己理解が非常に重要ですが、全員に読んでほしいと思う1冊です。
7つの習慣では、人格を磨くために必要な7つの習慣について書かれています。
注目すべきは第1の習慣「主体的である」に書かれている言葉。
キーワードは「刺激と反応の間にはスペースがある」、「影響の輪を広げる」
刺激と反応の間にはスペースがある
注目すべきは、第1の習慣「主体的である」に書かれている言葉、
「刺激と反応の間にはスペースがある」
例えば、仕事でミスをしたときに上司に感情的に怒られた場面を想像してください。反応の仕方は様々です。
・ミスをして怒られて最悪だ。落ち込むわ。
・なんであんな怒られないといけないんだよ。イライラするわ。
・自分がミスしたんだから仕方ない。次はもうミスしないように頑張ろう
「怒られた」という「刺激」に対し、どう「反応」するかはさまざまなパターンがあります。そして、この反応は「自分」で決めることができます。
つまり、「刺激と反応の間」には「どんな反応をするかを考えて、自分で決めるスペースがある」のです。
「自分がミスしたんだから仕方ない。次はもうミスしないように頑張ろう 」
このように、数ある選択肢の中でポジティブな反応を選択できるようになると、人間関係の悩みが減ります。イライラしても、落ち込んでも損するのは自分だけです。上司は何も変わりません。
自分が努力して実力を上げるほうが成長につながるし、上司の評価も上がります。
KAIも実践を繰り返す中で、この考え方を頭にしみこませることができました。
影響の輪を広げる
下記の図は本に実際に出てくる図です。
・影響の輪➡自分が関心があり、コントローできる部分
・関心の輪➡自分が関心があるがコントロールできない部分
仕事、経済、恋人、家族、健康、趣味など、関心を持っていることをこの輪に分けてみましょう。
もし、あなたの輪が下の図のように「関心の輪」のほうが大きくなっていたら、あなたは受動的な生き方をしています。
自分では直接コントロールできない問題のことに気を取られ、主体性がありません。友達や上司や周りのことばかり気にしていませんか?
自分がどうしようもできないことで悩んでも、ハッキリ言って無駄です。どうせ変わりません。
この生き方をしていると疲れてしまい、周りに流されるだけの人生になってしまいます。
目指すべきは下の図のように、「影響の輪」を広げることです。
「影響の輪」、つまり自分でコントロールできる問題に集中して取り掛かり、よりよく改善していくのです。
「影響の輪」を広げ主体的な生き方をし、「関心の輪」ばかりに気を取られないようにするべきです。
本書にはもっと詳しく書かれていますが、他の6つの習慣もすべて人生を有意義にしてくれます。お勧めは第5の習慣です。ぜひ手に取って読んでみてください。かなり分厚い本なので、読むのが難しい場合はマンガ版をお勧めします。
嫌われる勇気+幸せになる勇気
心理学者アドラーの理論を哲人と青年の対話形式で学んでいく本です。日本では200万部ほど売れ、ベストセラーになりました。
KAIがちょうど大学生のころに出版されたもので、2番目に読んだ本です。
あの有名なホリエモンが絶賛したことでも有名です。
キーワードは「承認欲求の否定」、「課題の分離」、「他者貢献」。
承認欲求の否定と課題の分離
あなたは誰かに褒めてほしい、認めてほしいという気持ちを持っていませんか?
アドラーはこの承認欲求を否定します。あなたは自分のために生きているのであって、他者の期待を満たすために生きているわけではありません。
あなたを他者がどう思うかは、「あなたが決められない」ことであり、「他者が決めること」です。
目の前の仕事を一生懸命やっても、評価されないことは世の中いくらでもあります。だからと言って、その仕事をやらないわけにはいきません。誰かに好かれるために仕事をするのではないのです。
これだけ聞いても、ピンとこないですよね。
例えば、自分とあまり仲が良くない嫌な上司のことを思い出してください。
自分は一生懸命仕事をしても、その上司は褒めないし、何も言わない。自分はこれだけ頑張っているのに・・・と思いますか?
しかし、これはあなたが勝手に期待していること。上司はあなたの期待を満たすわけに動いているのではありません。あなたを好きなのか、無関心なのか、嫌いなのか。決めるのは上司です。あなたが変えられることではないのです。
・あなたの課題は「目の前の仕事をどれだけ頑張るか」
・上司の課題は「あなたをどう評価するか」
これが「承認欲求の否定」と「課題の分離」です。
「承認欲求」を否定し、「課題の分離」をした。じゃあどう生きていけばいいのか。
それが最後のキーワード「他者貢献」につながるのですが…。本の中ではもっと分かりやすく書かれています。気になった方はぜひ。
この考え方は、精神科で働いていく中では必須の考え方なんですよね。
アドラーはもともと精神科医ですし、様々な患者を診て研究をしてこの理論を生み出しています。様々な人がこの考え方に共感したからこそ、ベストセラーになったのでしょう。
続編の「幸せになる勇気」はお好みでどうぞ。KAIはあまりしっくりきませんでした。
道は開ける+人を動かす
デール・カーネギーの本であり、「人を動かす」とセットでベストセラーになっています。
ビジネスにかかわっている人で読んでいない人はいないはず。それだけ有名であり、今もなお読み継がれている本です。まさに自己啓発といった内容の本で、どの章を読んでも、なるほどと思わされる内容になっています。
お勧めの章は「批判を気にしない方法」
入職して間もなく、5年目の先輩たちの陰口に傷つきまくっていたKAIを救ってくれた言葉があります。「採血後の止血がちゃんとできていなかった。」という理由でNSSTでめちゃくちゃに悪口を言われました。直接言わずに、聞こえる大きさで愚痴ってましたよ。その採血したのKAIじゃないんですけどね(笑)
「不当な批判を言う人は優越感に浸りたいだけ。しばしば擬装された賛辞であることを忘れるな。死んだ犬を蹴飛ばす者はいない。不公平な批判で傷つくかどうかは私次第」
間違いない(笑)
陰口や悪口を言う人って、相手に嫉妬して、悪く言う事で優越感に浸りたいだけなんですよね。死んだ犬、つまり、本当に仕事できない人って見捨てられますよね?仕事ができるからこそ、言われるのかもしれません。
不公平な批判で傷つくかは私次第。結局のところ、勝手なこと言ってるやつは無視で良いんですよね。
そんなやつに好かれても意味ないし、建設的なアドバイスがもらえるわけでもないです。批判があっても気にせず、自分のできることに集中するのが一番いいです。
「道は開ける」には人間関係のストレスに悩む人に対する処方箋が詰まっています。実践すれば確実に悩みが消えますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。名著を読み進めていくと、共通している部分が多くあることに気づきます。
今回紹介した本の共通点は「刺激に対して、自分で反応を選べる」という事が書かれている点です。
他者の刺激に反応せず、自分ができることに全力投球。批判は優越感に浸りたいだけ。
これだけ少し楽になりませんか?
人間関係で悩んでいるあなた。この本を読み、実践することで悩みは吹き飛び人生がより良いものになりますよ。