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看護師の年収は600万円で打ち止め?【年収ベースで考えるのはやめるべき】

看護師の平均年収はおおむね460万円程度。KAIは新卒2年目で額面500万円でした。(その分働きまくっている…)

KAIの給料の内訳について【看護学生必見】大卒精神科看護師の給料、年収、手取りを公開をご覧ください。現役精神科看護師の3年目の給料を公開しています。

果たしてこの給料は、看護師のハードな業務に見合ったものでしょうか?

看護師として働いていると、600万円という数字が一つの目安になります。しかし、それ以上に稼ぐことは可能なのでしょうか?そしてそれは幸せにつながるのでしょうか?

今回は看護師の中ではトップの収入である年収600万円以上について、本気出して考えてみました。

✔こんな悩みを解決

・看護師が年収600万円を目指すにはどうしたらいいのか?

・もっと増やすにはどうしたらいいの?

✔記事の信頼性

・現役精神科看護師

・スーパー救急病棟勤務

・2年目で500万円

結論から言うと、看護師で年収600万円になる方法はいくつかありますが、どれも1筋縄ではいかない方法ばかり。

そして、実は人間はある一定の年収を超えると幸福を感じなくなる、という研究があります。今回はその研究についても解説します。幸福を感じなくなるのは一体年収〇〇〇万円なのでしょうか。

看護師が年収600万円を目指す方法

方法は全部で5つ。解説していきます。

  • 看護部長、看護師長になる
  • 訪問看護ステーションで働く
  • 夜勤専従になる
  • 単発バイトをする
  • 学校の教員になる

看護部長、看護師長になる

一番時間がかかり、運が必要になるルートです。その分年収は600万円を簡単に超えます。

KAIの勤める病院では看護部長は1000万円、看護師長クラスは700万円でした。

病院は経験年数で実力を判断します。10年選手、20年選手がやっと手にすることができるポストになりますね。40歳代まで必死に病院に貢献した人たちがたどり着ける場所です。

その分責任も重大であり、マネジメントが主な仕事になる中間管理職。先頭に立って仕事をしていたいという人には向いていないでしょう。

訪問看護ステーションで働く

近年、インセンティブの入る訪問看護ステーションが増えてきました。

インセンティブとは、訪問件数×2500円の手当。

1日8件➡単純計算で20000円の手当が加算される。

基本給20万円+手当という計算になるので、月給60万を簡単に超えます。

大げさに思うかもしれませんが、東京都内ではこのような訪問看護が増えています。

KAIが知っている訪問看護ステーションの所長は年収1000万円だとか・・・

精神訪問看護であればオンコールがありません。そのため体力的にも楽ですから、生活リズム重視の人はいいですね。KAIも訪問看護ステーションで働く予定です。

夜勤専従になる

病棟で働いていて、夜勤が苦じゃない人には最高の働き方ですね。確実に年収600万円を超えてきます。

ただし、夜勤が人間の体に合わないのは当然のことなので、体力と肌ツヤは確実に失われていきます。

KAIは夜勤は寿命と引き換えにお金を得ることだと思っているので、なるべく無くしていきたいのが本音。

夜勤をしていて思うんですけど、冷静に夜勤なしで看護師より給料の高い職種って沢山ありますよね?(笑)

そう思うと夜勤で稼いでいるのがなんだか馬鹿らしくなってくるのはKAIだけでしょうか。

単発バイトをする

これが一番手っ取り早く年収600万円に到達する方法です。

看護師の夜勤バイトは1回3万円を超えますから、月に4回入るだけで年収が100万円UPします。

夜勤バイトはかなり簡単ですし、病棟ではなく施設だと5時間仮眠が取れたりします。

経験年数が必要だったりしますが、3年目のKAIでも簡単にできるバイトが多いです。なんといってもバイトですから責任を求められませんからね。指示通りやることをやるだけです。

経験年数が浅い内は一番おすすめの方法ですね。

学校の教員になる

修士を取り、教員として大学で教える立場になります。

助教スタートだと、年収500~600万円程度。准教授や教授になると年収は1000万円に到達します。

夜勤がない代わりに、フレックスタイム制になります。

フレックスタイム制とは、規定時間出勤すれば、いつ出勤してもOKという制度のこと

例えば、朝はゆっくり出勤して夜遅くまで仕事をする、という出勤形態でもOK。

もちろん、研究職になるので自己管理能力が重要ですし、向き不向きがはっきり分かれます。興味がある人のみが出来る方法ですね。

ちなみに看護専門学校の教員はおすすめしません。なぜならモンスターペアレントが多いからです。課題の提出が遅れたり、実習に来ないことを尋ねるだけで口出ししてくる親がいるそうです。面倒くさい仕事が増えるのでやめた方が無難です。できれば大学教員を目指しましょう。

給料体形はしっかり確認ダメなら転職

給与体系を確認するのは年収600万円を目指す上で、必須です。

就職して仲のいい先輩を捕まえたら、給料をしっかり確認しましょう。職場により給与体系が示されているはずです。主任や副主任なら手当がつきますし、資格手当もあるはず。

手当がめちゃくちゃ安いとか、主任になってもその給料なの!?という病院があります。

そういう病院は看護師を大切にしていない病院ですので、経験を積んだらすぐに転職しましょう。

今すぐ転職を考えているという方は看護師転職に強いサイト・転職エージェント4選【複数登録でOK】をご覧ください。本当にお勧めできる転職サイトについてまとめています。

幸福度のピークは年収800万円

われわれは高収入の人がうらやましく感じますよね。看護師にしてみれば年収1000万円は夢でしかないはず。外資系コンサルや、有名企業に勤める高学歴の人が年収1000万程度でしょうか。

誰もが年収が高いほど幸福になれる、と考えています。

それは裕福であるほど、欲しいものが買えて好きなところに旅行に行ける。

すなわち、生活満足度が高くなるからです。

しかし、これを覆す研究があります。

人間は年収800万円を超えると幸福度はほとんど上昇しなくなる、という事が研究で明らかになっています。

これには「限界効用逓減の法則」という法則が関係しています。いったいどんな法則なんでしょうか。

限界効用の逓減

例えば、お腹がすいたときに食べるケーキはおいしいですよね。

しかし、2個目、3個目と増えていくと、だんだんと「こんなにいらない」と思い始めるはずです。

このとき、ケーキのおいしさを「効用」といいます。ケーキが増えるほど「効用」が下がっていくわけですね。

つまり、最初に得られていた「効用」が徐々に低下していく=逓減していく、という事です。

これを給料に置き換えて考えてみましょう。

月給が20万の人が1万円UPしたらすごくうれしいですよね。

しかし、月給100万の人が1万円UPしても、たいした変化には感じません。

日本では年収800万円を超えると限界効用の逓減が発生し、それ以上年収が増えても幸福度が変わらなくなってくるというわけです。

労働収入で800万円をめざすのは厳しい

幸福度は800万円で止まるようです。しかし、看護師が年収800万円を目指すのは本当に困難な道のりになります。

というのも看護師という市場の中で、それだけ稼げるようなビジネスシステムがないからです。

管理職になり、単発バイトをひたすら行うしかないのではないでしょうか。しかし、これは労働収入を増やすという事です。労働時間が増えるとその分ストレスも上昇します。

看護師の時給が2100円とすると、800万円を稼ぐのに、約3810時間働く必要があります。

途方もない時間ですよね(笑)。

こうして看護師は幸福度がSTOPする手前のギリギリのところでお金に困りながら、一生働くことになるのです。

この状態から抜け出すためには、

労働収入の考え方➡働いた時間=給料

この考え方を捨てて、不労収入を得られるような仕組みを作る必要があります。

お金のために働くのではなく、幸せになるためにお金が必要なのです。

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まとめ

いかがだったでしょうか。看護師が年収600万に至る道はいくつかあります。

しかし、解説したように人間の幸福度は年収800万円でSTOPします。

そして、看護師が800万円をめざすのは非常に困難です。

年収を上げるためにひたすら働こうとするのはやめましょう。労働収入ではなく不労収入を得る仕組みを作るのです。不労収入を得るためには勉強をし、資産を増やす必要があります。

資産とは、個人のスキル、資格、人脈、不動産、株のことです。

若いうちにスキルを磨き、経験を積んで、人脈を広げましょう。そして株を買い、不労所得を着実に増やしていきましょう。

この記事を読み、人生について考えてくれると嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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