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看護学生には勉強はほぼ必要ないという話【賢く看護師資格を取るために】

これから看護学生になるあなた、もしくは現役の看護学生のあなた。

よくこんな話を聞きませんか?

「看護学生は忙しくて大変」「看護学生は試験が多くて勉強が必要」

これらは間違いないです。間違いないのですが、実は看護学生には勉強はほぼ必要ありません。断言できます。

看護師が国家試験を突破して、最速で資格を取るのに必要なのは体力と気力です。

どういうことか?と思いましたよね。本記事でじっくり解説していきます。

もちろん勉強が好きな人や、より高みを目指す人もいると思いますので、勉強方法についても解説していきますね。

✔こんな悩みを解決
  • どうして看護学生には勉強が必要ないの?
  • 看護学生の勉強は大変なの?
  • どれくらいの時間勉強しているの?
  • どんな勉強の仕方をしているの?
✔記事の信頼性
  • 現役の精神科看護師
  • スーパー救急病棟勤務
  • 教育委員会所属 実習対応経験あり

看護学生はどうして勉強が必要ないのか?

結論から言うと、

国家レベルで看護師が不足しているためなるべく看護師を増やしたいのが国の方針だからです。つまり、本当にやばい人以外は合格できるようなカリキュラムになっているのです。

看護学生の特徴として、非常に講義が多いことが挙げられます。医師レベルまではいかないですが解剖生理や病態を学ぶ必要があり、看護そのものを学び、さらにその他のコメディカル(社会福祉士、理学療法士、栄養士…)との連携についても学びます。

非常に学ぶ範囲が広いんですよね。ただし、学ぶのは表面だけで深みはありません。

浅く広く学ぶのが看護師なんです

つまり、看護師は広く浅く、暗記するだけの勉強をひたすらさせられるのです。そして、それはやらないといけないような環境になっています。もちろん、例外として【看護】については深く考え方も学びます。しかし、働くうえで重要なのは解剖生理や病態、コミュニケーションスキルであり【看護】ではないんですよね…。

「看護師の資格を取ってとにかく働けるようになる」という前提で考えると、各教科の試験を合格して、実習を乗り切って、国家試験の勉強を少しすれば、だれでも看護師になって働けるという事になります。

残念ながら日本における看護師という資格はそれだけ容易に取得できてしまうのです。

看護学生は勉強が嫌いでも問題なし。

「看護師の資格を取ってとにかく働けるようになる」を前提としたときに、学生に必要な勉強は3つです。

  1. 試験を合格して単位を取得する
  2. 実習をクリアするために勉強する
  3. 国家試験を突破する

勉強が嫌いでも、勉強しなければ資格は取得できません。看護師は膨大な勉強が必要になりますから、強制的に勉強させないと生徒は伸びません。

試験を合格して単位を取得する

看護師の養成学校はうまくできていて、試験を突破すれば必要最低限の知識は身に着けることができるようなカリキュラムになっています。

大学生は暇といわれますが、看護師の大学生活は取得する必要のある単位が非常に多く、多忙です。ただし、試験単体の難易度は非常に低いので、合格するのは簡単ですね。

看護学生は忙しい?辛い学生生活を乗り越えるためには‥を読んでいただければ看護学生の忙しさが分かりますよ。

実習をクリアするために勉強する

看護学生にとって一番の難関である実習は最低限の知識が求められます。

なぜなら実習先の看護師が怖いから。また実習に行くことで、実際に患者さんを目の前にすると自然と勉強しなければいけない気持ちになります。

実習の勉強自体は大した量が必要ではないのですが、実習自体が一番しんどいです。

実習をうまく乗り越えるためにはコツがあります。「看護学生の実習がつらいのは本当か?【眠れるコツは記録にあります】」で解説しているので、確認してみてください。

国家試験を突破する

看護学生にとって最後の試練である国家試験。人生をかけた試験になります。難しいかと思いきや、多くの試験を突破して、辛い実習を乗り越えた学生にとっては朝飯前の勉強です。模擬試験を受けてみると分かるのですが、意外に知識が身についていることが実感できます。

国家試験の勉強方法については「【最短で合格】看護師国家試験の勉強方法を実体験で紹介【問題集あり】」をご覧ください。具体的に解説しています。

看護師の国家試験はじつはめちゃくちゃ簡単です。国家試験の合格率は毎年90%以上。勉強が嫌いでも、最低限の勉強さえできれば合格は間違いないのです。

看護学生の勉強時間は?どうやって勉強しているの?

先ほど挙げた3つの勉強について1つずつ解説していきます。

試験

おそらく試験の1か月前から勉強が始めるとよいでしょう。1日2時間勉強すれば余裕で合格できます。教員も試験を落としてほしいわけではないので、鬼難しい試験とかほぼありません。

ちなみに予習とか本当にする必要ありません。たまに課題を出されますが、必要最低限でOKです。教員ごときの評価はどうでもいいですからね。単位が取れて、資格が取れればいいのです。

講義の資料を参考に先生が出すと言っていたところを暗記するだけです。

実習

自分の受け持ち患者さんの病気や必要な看護についての勉強なので、だいたい5,6時間もあれば大丈夫です。実習はおおよそ2週間程度の期間行います。毎日学びを発表する場があります。ですから強制的に勉強せざるを得ません。

内容としては、実習先の科が扱っている病気全般の病態と治療と看護です。例えば、精神科なら、統合失調症、うつ病、双極性感情障害、など代表的なものだけで問題ないでしょう。

国家試験

おそらく国家試験の勉強が一番必要で、一番沢山の量勉強することになるはずです。なんといっても学生生活の締め、最も重要な試験だからです。この試験に合格すれば晴れて看護師になれる、落ちればただの人間です。勉強しすぎるという事はないほどに、勉強するべきでしょう。

ただし、国家試験はめちゃくちゃ簡単です。なんといっても90%以上の人が合格できる試験ですからね。冬から勉強を始めて、毎日5時間くらい勉強すれば余裕です。勉強方法としては専門テキストを解く、友達と一緒に勉強すればOKです。

このように、高校生の頃の勉強に比べて、非常に短い時間の勉強で資格取得できることが分かるはずです。

看護師になってからは一生勉強が必要です

ここまで学生時代の話を述べたので、少し看護師として就職してからの話もしていきます。看護師になると社会人として給料をもらう立場、そして人命を預かる立場になります。つまり責任が発生します。

ハッキリ断言しますが、知識のない看護師ほど使えないやつはいなくて、勉強しない人ほど仕事ができません。そして仕事ができない人ほど他人のせいにしがちです。ですから、自分の勤めている領域の勉強は必須です。

さらに言うと、同じ領域にずっといることはほぼありません。必ず職場は変わるものだと考えましょう。内科にいたと思えば、外科に移動する可能性も十分あるのです。当然、勉強は常に必要になります。KAIも学生の比ではないほど勉強するようになりました。

勉強は自分が必要だと思ったときに一番学べるものです。学生時代にめちゃくちゃ勉強する必要はないですが、社会人になってからは勉強が必須であることを忘れないでほしいです。

現役の看護師が後悔していること

現役看護師として働いていて後悔していることが1つだけあります。

それは、英語の勉強をしなかったことです。

英語の勉強は本当にしたほうがいいです。外国の患者さんが入院した時にマジで困ります。さらに、看護師の中で英語ができる人材は非常に少ないので、英語ができるだけでかなり重宝されます。

ただの看護師より、英語が話せる看護師の方がいいのは当然のことで、もちろん給料にも関係してきます。現在必死で英語を勉強していますが、一番後悔していることですね。

看護学生におすすめの本、参考書

KAIはなんだかんだ成績優秀だったので、保健師の選抜コースに合格しました。また、看護には興味ないですが、精神には興味があったのでよく本を読んでいたのを覚えています。看護学生は毎学期大量の本を買わされるので、それ以外で購入が必要な本はほぼありません。ただし、一番困る可能性が高い看護過程に関する本は購入をおすすめします。

看護過程とは簡単に言うと「看護師が看護を提供し、評価、改善する過程」のことを指します。看護過程は看護師にとって一番重要な部分なので、参考書を買った方がいいです。KAIが使っていたのはこちら。

もし、勉強が分かりづらくて参考書が欲しいという方にはプチナースをおすすめします。プチナースは毎月発売されている看護学生向けの雑誌です。大体学校で購入しているので図書館に行けばあるはず。自分で購入してもOKです。学生向けで非常にわかりやすい解説が載っています。

実習にも役立ち本としては、「なぜ?どうして?」シリーズもおすすめです。医療の本は非常に難解に書いていることが多く、理解しにくいものが多いです。「なぜ?どうして?」シリーズはそんな疑問も分かりやすく丁寧に解説しているので、おススメです。よく実習生にもおススメしてるくらいいい本ですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。

まとめ
  1. 看護学生はほとんど勉強が必要ない。なぜなら資格取得が簡単だから
  2. 看護学生は勉強が嫌いでも問題ない。なぜなら最低限の勉強で資格が取れるから
  3. 勉強時間は高校生に比べてかなり減る。大事なのは国家試験の勉強くらいだけ
  4. 余裕があれば英語は話せるようになっておくと良い。貴重な人材として重宝される
  5. 看護過程の本は買っておくべき

看護学生は勉強ばかりせずに遊びまくったほうが楽しいですし、人間としての幅が広がります。勉強しながら遊ぶのがベストですが、勉強は最低限でも看護師の資格取得は簡単ですよ!という話をさせていただきました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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