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男性看護師への転職はお勧めか?【ナースマンが解説】

現在看護師の人材不足が叫ばれています。2025年には6~27万人看護師が不足するそうです…。

その中で、男性看護師は本当に、ほんとうに、ほんとうに・・・少しづつ増えてきています。

しかし、残念ながらいまだに少ないのが現状です。

そこで、今回はこういった疑問に答えていきたいと思います。

✔こんな疑問を解決

・男性が看護師として働くってどうなの?

・メリットやデメリットはどうなの?

・KAIは何で看護師を選んだの?

この記事では、新卒から看護師を目指す人や、社会人から看護師になる方に対して男性看護師のメリットとデメリットを、わかりやすく解説します。

✔記事の信頼性

・現役の男性看護師

・精神科スーパー救急病棟に勤務

この記事を読むことで、男性看護師を目指す人が増えてくれることを期待しています。

男性看護師のメリット

さっそくメリットについて解説していきます。

需要が多い

男性看護師って必要なの?と思うかもしれません。

しかし、医療の現場において、男性が必要とされる場面は実はかなり多いです。

例えば、寝たきりの患者さんの姿勢を変えたり、車いすに乗せたりすることがあります。180㎝近い大柄な男性も術後は動けなかったりするので、小柄な女性では対応が難しい方です。そういったときに、男性が対応することでスムーズに仕事ができます。ぶっちゃけかなり頼りにされますよ。

ここでは、特に必要とされている科を紹介します。

救命救急

読んで字の名のごとく、救急の患者さんを対応するところ。花形なのでここで働きたいという男性看護師はわんさかいます。

重症で意識のない人や寝返りも打てない患者さんが多数なので、ボディメカニクスを利用しても女性一人での対応は難しいです。

その点で男性は重宝されます。あと、優男風のイケメンが多い印象です。あくまでも印象です。多分モテます。

整形外科

術後の患者さんには合併症を防ぐために、早い段階で体を動かしてもらいます。様々な年齢層の方が入院しますが、大柄な男性や肥満体系の方も多いです。

そのため、移動の介助や体位を変えるのに力が必要になります。男性看護師のパワーが期待されるでしょう。

 スポーツ大好きな体育会系が多い印象です。理学療法士も多く男臭い印象です。あくまでも印象。

精神科

KAIが実際に働いている職場で比較的男性が多いです。

精神科では、暴力や自傷行為をしようとする患者さんがいて、男性看護師数人で対応する必要があったりします。

安全を守るためにはパワーのある男性で対応する必要があります。男性が必須の科です。

精神科はマジで変人ばかりです。キン肉マンから陰キャ、ギャンブラーまで多種多様の人種が集まります。ちなみに、KAIは変態眼鏡理論武装パーマキャラを確立しています。

コミュニケーションスキルが上がる

女性の職場で働くことになるので、コミュニケーションスキルがぐんぐん上がります。看護業界は、女性特有の陰湿ないじめや面倒くさい人間関係があったりします。男性看護師は重宝されますから、あまりそういった対象になりません。(もちろん仕事ができる場合です)

男性がいることで人間関係の衝突がなくなり、場が明るくなったりします。そのため女性の対応だったり、気配りは自然と身に付きます。

「KAI君さー。あいつやばいと思わない?本当に仕事できないっていうかさー」。

このありがたい質問にどう返しますか?

いかに好感度を下げずに悪口に乗らないか…。処世術も学べます。本当にすごい仕事です。

もちろん、患者さんや家族の対応でよいコミュニケーションを学ぶことができます。仕事以外にも生かすことができます。

転職がしやすい

看護業界は万年人材不足です。厚生労働省は2025年に人材が6~27万人足りなくなると発表しています。どの病院でも看護師を常に募集しているのです。

看護師は他の業界と違って、「何十社も受けないといけない!」なんてことはありません。だいたい1社受ければ受かります。嫌な職場をすぐにやめて、違う場所で働ける点が非常に良いと思います。

KAIの友達で沖縄に行って働いたり、かと思えば北海道に行ったり、自由に働いてる人がいますよ。

KAIは東京で働きたくて状況しましたが、スキルさえ身に付けばどこでも働けるのでひたすらスキルを磨いています。

安定している

今の時代、これほど安定している職業はありません。医療はいつの時代でも需要があり、AIが来ても変わることができない職業です。

看護師は人材不足ですから、リストラにあったり給料が下がるなんてことは絶対に起こりません。普通に勤めている分には、まず安定した生活を送ることができるでしょう。

順調に昇進できれば一般サラリーマンの課長くらいの給料にはなるので、生活の心配も少ないです。

男性は感情に左右されない人が多いので、間違いなく昇進も早いですね。

男性看護師のデメリット

昇給が少ない

最初は給料が良いように感じますが、実は昇給がかなり低いという事実があります。役職手当や夜勤手当がつくことで何とか給料を保てているのが現実です。

KAIは昇給が4000円でした。これ他の職業に比べてめちゃくちゃ少ないです。評価面談ではかなり評価してもらえたのにこれです。病院は5000円上がればいいほうなんです。

そのため、本業+夜勤バイトのダブルワークで働いている人も少なくありません。

もちろん働き方次第ではかなり稼げますが、肉体労働なので長くは続かないと思います。

看護師以外の働き方を考える必要があるかもしれません。

男性の割合が少ない

平成28年の看護師就業者数は1,149,397 人(男 84,193 人、女 1,065,204 人)

厚生労働省,平成28年度

グラフをご覧ください。男性看護師は増加してきているのですが、いまだにこの割合です。病棟に一人いるかどうかのレベルですので、悩みを共有しづらかったりします。

本当は下ネタを言って、盛り上がる同性が欲しいところですよね。ちなみに精神科にはそんな同志が沢山います

また、いまだに女性社会なので、基本的にはカーストの最上位が女性です。

仕事ができない男性は滅茶苦茶嫌われます。自分から積極的に学び行動する必要がありますね。

TeroVesalainenによるPixabayからの画像

向いている性格

気配りができ、人の気持ちに敏感

【看護】とは、看て護ると書きます。その言葉通り、患者さんを観察し処置を行い命を守る仕事です。

些細な変化に気づく力だったり、言葉にできない感情を読み取る能力が必要となります

例えば、寿命が残り少ない患者さんのそばで傾聴することや、認知症のおばあちゃんと一緒に徘徊すること。家族の不安を表出させること。

こういったケアが自然とできる人が向いています。

医師は権威的な存在なので、家族のフォローは看護師の重要な仕事だったりします。患者や家族を全人的にみるには、性格も重要だったりします。

勉強するのが好き

勉強するのが好きな人は非常に向いています

なぜなら、医療業界は常に進歩しており、エビデンスが変わるので常に勉強を要するからです。

例えば、点滴や注射をする際に、「なぜこれを行うのか、どんな効果があり、どんなリスクが予測されるか」といった思考が求められます。これらはまず知識がなければ考えようもないですから、常に勉強を必要とするわけです。

日々勉強することを苦に思わず、楽しいと思える人が成功する職業です。まぁ、どんな仕事でも勉強しないことには始まりませんが‥。

KAIが看護師を目指した理由

正直なことをいうと、KAIは本当は医者になろうと思っていました。看護師になるなんて考えたこともなかったです。漠然と医療系に行きたいなと思っていましたが、医者になるには学力が足りず、他の職種に魅力的なものはありませんでした。そのため、看護師を選んだのです。

あまり夢のない話で申し訳ありません(笑)

今は看護師となって精神科で働くことができて、本当に良かったと思います。

それは、人間にとって一番重要な「健康」に関する知識がついたからです。看護師になってなきゃ、今頃はタバコを吸いまくって、ラーメンを食べまくり、酒ばかり飲む生活になっていたと思います。

また、精神科で働くことで「こころの健康」についても学び、実践できます。1石2鳥ですね(笑)

体が弱れば心も弱る。その逆もしかり。

まず健康が成り立つことで、仕事や人間関係、自己実現ができます。

そういった点では、看護師は非常にお勧めの仕事ですよ。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

  まとめ
1 需要が非常に多い
2 コミュニケーションスキルが上がる
3 転職がしやすくどこでも働ける
4 安定している
5 昇給が少ない
6 男性看護師自体が少ない
7 気配りができ、人の気持ちに敏感な人が向いている
8 勉強熱心な人が向ている

上記の記事を参考に、ぜひ看護師への転職や就職を考えてみて下さい。

男性看護師は常に求められている人材です。

社会人から看護師になる方も沢山いますので、一緒に働けることを楽しみにしています。

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